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これからの季節麻やリネンが人気です。

ユニクロでも今年も流行っているようです。

でも洗濯で縮むのが心配で良い方法は無いか調べたので書いてみたいと思います。

リネンと麻の違いは?

リネンも麻の一種です。

麻の種類は豊富で一般に「麻」は

「大麻」(ヘンプ)、

「黄麻」(ジュート)、

「苧麻」(ラミー)、

「洋麻」(ケナフ)など原料により

それぞれ別物で分かれます。

日本で「麻繊維」として使われているのは、

アマ科の亜麻(あま リネン Linen)、

イラクサ科の苧麻(ちょま ラミー Ramie)

経済産業省「家庭用品品質表示法」によりこの二つが使われています。

これ以外を使う場合は「指定外繊維」と表示され、指定外繊維の中に「ヘンプ」があります。

リネンは主にヨーロッパで使われていた麻繊維のこと、

ラミーは主にアジアで使われていた麻繊維のことをいいます。

もっと詳しくいいますと。

リネン(Iinen)の特徴

リネンとは、フラックス(亜麻)という草の茎から作る麻のこと。

リネン(Iinen)は「細い」「やわらかい」「チクチクしない」「しなやか」。

肌あたりが優しく、サラッとした感触で綿よりも吸水性や発散性に優れます。繊維そのものは少し黄色っぽい亜麻色。

日本語では植物の茎(葉)からとれる繊維をまとめて「麻」といいますが、

実のところ、中でもリネンは一番柔らかくて肌触りがよいです。

リネンは天然繊維のナチュラル感と線機の重みでなめらかに垂れる上品な質感を合わせ持っていて、他の生地にはない魅力です。

リネンは使い始め、水につけると生地の特性上約3~10%縮みます。

とくにキバタのものが縮みが大きいです。

縮むから扱いにくく見えるリネンですが、自然の恵みからなる長い歴史の中で人々に愛され続けるたしかな魅力があります。

リネン(Iinen)の特徴は=魅力とも言えると思うのですが、長いことヨーロッパではハウスリネンとして親しまれてきました。

実は、見た目の美しさより実用面で優れた特徴があるのです。

リネンの特徴は吸水性(綿の4倍)、発散性に優れています。

汗を吸っても発散性があることで雑菌の繁殖を抑え、雑菌の繁殖が少なくなると臭いも抑えてくれます。

熱の伝わるスピードも早くて、外部に熱を発散してくれますので、そんな爽やかな肌触りが高温多湿な日本の適した素材であるので
す。

リネンの線維構造にペクチンが含まれているため、繊維の奥まで汚れが入り込むのを防ぎ、雑菌が入り込まずに汚れがおちやすいです。

そのため、キッチンクロスやタオル・テーブルリネンとして使うにはうってつけの素材です。

それから、何と言ってもリネンの特徴は丈夫さです。

水にぬれるとさらに強度が60%もアップするので、洗濯機でガシガシ洗っても長持ちしてくれます。

リネンの特徴は10年後が一番美しいと言われ、何度も洗濯した方がどんどん馴染んで、使いこまれたリネンにはレザーに似たような魅力が。

独特の使いこまれたこなれ感が、何とも言えない魅力になりえる素材です。

しゃりっとしていて光沢がある

トロンと落ちるドレープ感がある。

吸水・吸湿性が高く、速乾性がある。防虫性・防カビ性がある。

発散性があることで、ひんやりした生地の感触と天然のさわり心地。

天然繊維の中で一番丈夫です。

縮むのを防ぐ洗い方は?

リネン自体は汚れが付きにくい素材なので、手洗いでも十分汚れは落ちます。

洗濯機で洗う場合には蛍光剤の入っていない洗剤を使ってください。

蛍光剤はリネンの風合いを損ねてしまいます。

漂白剤も繊維を痛めてしまうのでやめてくださいね

リネンは縮むというイメージを持っているかと思いますが、通常そんな驚くほど、サイズが変わるほどには縮みません。

そもそも、水洗いをすればどんな生地でも多少は縮むものですよね。

但し、ラミー(苧麻)などが混ざっていると、予想以上に縮んでしまうことがあるそうなので、ファーストお洗濯の時には、まず素材の表示を確認してくださいね。

洗剤については、中性かアルカリ性が好ましいです。

リネンはとても丈夫な繊維(綿の2倍の強度があります)です。

ですから手洗いではなく洗濯機で普通に洗って大丈夫なのですが、

1回目のお洗濯と乾燥は最も縮みやすいので注意が必要です。

失敗したくなければ、まず初回は手洗いをオススメします。

どちらかというと洗うというよりは「水通し」というか水に浸す感じで、水にくぐらせる行程と考えてみてください。

そして、完全に乾く前にアイロンをかけます。そうすることで縮み防止や、シワシワになるのを防げます。

天然素材の中でも、リネンは特に乾きやすい素材なので、

タンブラー乾燥は避けて、多少ボタボタと水滴が滴り落ちても、

それくらいの状態で干す方がシワにはなりにくいです。

それでもどうしても洗濯機で!とか、乾燥機を! という場合にはドライコースや低温乾燥を選んでくださいね。

また、洗い方として洗濯機を使用する場合には洗濯シワを防ぐために畳んで、

できればシャツなどならボタンは全部閉めて服を裏返してからネットにいれ、脱水はしないようにします。

他のものと洗う場合でも、脱水前にリネンだけを取り出しびしょびしょの状態で干してください。

また、直射日光に当てたり、長時間ほしておくのは色ムラの原因になるのにで注意です。

リネンの繊維は中が空洞になっているので、風通しの良い場所に干せばあっという間に乾いてしまいます。

リネンはシワも魅力のひとつではありますが、それも程度問題です。

干す時にある程度形をととのえておくと、アイロンもらくですし、もしかしたらアイロン不要な程度のシワシワさに仕上げることができるかもしれません。

リネンは強い素材ではあります。

ですが、縮みを考えると初回、もしくはある程度こなれてきたなと思えるまではおしゃれ着として扱い、洗うのがいいかもしれません。

こなれ感が出てきたなと感じたら、そこが初めてお洗濯機のガシガシ洗いへの切り替え時なのかもしれませんね。

また、アイロンの際、リネンの繊維に含まれるペクチンは熱に弱いため、温度は60度までとしてください。

リネンは生地の特性上初めのお洗濯で約3~10%の縮みがあるということを想定しておいてください。

リネン生地100%だと10パーセント前後も縮む場合すらあります。

これはリネンとしての特徴でもありますからいわば仕方のないことです。

ですから、サイズの決まったものを仕立てる場合には、仕立てる前に必ず水通ししてから裁断縫製する必要があります。

ただ、縮みにくいように、生地に防縮加工を施しているものは麻100%のものよりそんなに縮まないので大丈夫です。

サンフォライズ加工、形態安定加工といった表示があれば、麻100%のものよりは縮みにくいです。

縮み対策としてポリエステルを混ぜた生地もあります。

さらに、品質表示のきちんとしたものは服のタグなどを見ると洗濯後の伸び縮み(寸法変化率)を表示していますよ。

「縦・横-10%」と表示されている場合は縦にも横にも10%程度は縮むことがありますよということになります。

丁寧な加工や仕立てをしている服ならば縮む行程をきちんと経て制作してあります。

その場合は縮み方もそれほどひどくはないと考えられます。

また、無漂白のリネンは水につけると茶色いフラックスのあくが出て来ます。

カラーのものもあくが出たり色落ちがあるので、3度目までのお洗濯は他のものと別にしてください。

アイロンのかけかた

アイロンは生乾きの状態の時にかけるのがおすすめです。

完全に乾いてからアイロンでパリッとさせるのは難しいです。

まずは小じわを伸ばすように裏面からかけ、次に表面をかけます。

テカりを防ぎ、繊維を痛めないためにも必ず当て布をしてくださいね。

ちょっとした手間で綺麗に仕上がります。

アイロンをかけなくても、お洗濯後、干す時にパンパンとのばすようにして干すと布の重みである程度まっすぐに。

これは水アイロンといいますよね。

他の繊維でも、このような干し方は使えますよ! 

まとめ

リネン素材のものは家庭でお洗濯すると縮むというイメージがありますが、そんなに縮むわけではないんですよね。

縮むというよりは、シワになるという方があたっているかもしれません。

さらに言うならば、シワになることも含めての「縮む」のかもしれませんね。

だとすれば、縮むのは生地の性質上、生地の個性なのでいたしかたなく、あとはシワにならないようにいかにうまくお洗濯なり、干すなり、アイロンなりするか…ということに尽きると思います。

リネンシャツについたシワは乾いてからではなかなかとれません。

なるべくシワをつくらないために手洗いし、濡れたまま干して、軽く湿っている状態でアイロンをかけるか霧吹きで水分を足しながらかけると綺麗に仕上がりシワを防ぐことができます。

縫い目だけでもアイロンかけると全体にシワがあっても綺麗に見えるものです。

リネン素材のものは白く毛羽立たせないことと、シワを作らないことに注意すれば家庭でお洗濯することも可能です。

私はリネンという生地が大好きで、かれこれ十数年前からお気に入りを1枚ずつワードローブとして増やしてきました。

リネン歴30年はくだりません。

今回記事を書くにあたり、みなさんどう扱っているのかな?という思いで調べてみましたが、

私の普段やっていることとほぼ同じで、それがわかっただけで何だか嬉しくなりました。

これからも自信もって今までのやり方でリネンをあつかっていっていいんだなぁということが確信として得られました。

20代のころは「リネン」を知ったつもりで「リネン」の何がそんなにいいのかわからずに手に入れていた気がします。

年を追うごとにその価値が理解できてきて、今では自分の周りにお気に入りのリネン素材が溢れています。

麻のその生地の肌触りや、特徴、縮みについてとか、洗い方、シワの防ぎ方など全部ひっくるめて大好きです。

どうしても縮みや色落ちが嫌だというならプロのクリーニング屋さんにお任せいたほうが安心です。

思考錯誤して自分なりのリネン管理術をもつこともリネン素材のものを扱ううえでは楽しみの一つでもあります。

これからの季節、リネン素材を生活にうまく取り入れましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。