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2015年5月30日公開された映画「あん」を観に行って来ました。

映画の前評判は良いけれど、疑い深いオカンは気になったので今朝一番乗りで見てきました。

映画の終盤の方も書いていますので、今後映画を観たいと思ってる方は遠慮しても良いですよ。

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映画「あん」感想

映画「あん」は助川ドリトル先生の渾身の作品だそうです。アメリカでも公開される事が決定しているようです。川瀬直美監督がメガホンを取ってますが、樹木希林が孫と共演しているということでも話題にもなっていますね。

この映画はカンヌ映画祭の「ある視点」部門でカンヌで先に公開されています。見終わった観客からスタンディングオベーションがあったとありました。

その時の事を、樹木希林さんは「恥ずかしかった」と言っていました。

本当に私もその場所に居合わせたら同じように拍手をしていたと思います。
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特にここが感動するとか言う場面は無いのですが、自然に涙が湧き上がって来るのです。

素晴らしいの一言につきます。今、見終わって来たばかりなのでまだ感動しています。

私は映画評論家ではありませんが、この映画は自分がスクリーンに引き込まれる感じがしました。

背景が桜咲く時期から、秋へと変わっていくのですが、見事に人間の人生も移り変わっていく様を表現されているようでした。

樹木希林演じる徳栄が生きるもの全てに命があることを教えてくれるように思えました。

又可能性があるなら、自由に飛び立つ勇気を与えてくれるそんな映画でした。

私はこの映画をみるひとが100人いたら100通りの解釈ができると思います。

あらすじは前に映画あんの試写会の感想で書いてありますから読んで頂いて、続いて、最後の方を書きますね。

映画「あん」ネタバレ

千太郎とワカナが徳栄の住む元ハンセン病患者が収容されていた地域へでかけていくのですが、その前にワカナは図書館でハンセン病について調べます。

そこで千太郎とワカナは、少し体調の悪い徳栄と再会するのですが、そこで自分なりの「あん」を研究するように勧められます。

徳栄が一緒にお店を手伝っていた時が楽しかったと言う言葉を聴いて溢れる涙を必死でこらえる千太郎。それから千太郎はワカナと共に塩味のあんを作ってみようと研究しだします。

そんなところへ店のオーナーが甥を連れて現れて、どら焼きとお好み焼きのお店に改装すると言ってきます。

すっかりやる気を失った千太郎はワカナと共に再び徳江を訪ねるのですが、徳江は3日前に他界していました。

徳栄の親友佳子からカセットテープに録音したメッセージとあんを作る道具を手渡され、最後一人で公園でどら焼きを売る千太郎の姿で映画は終わりです。

上映終了後は秦基博の『水彩の月』が流れる中誰一人席を立とうとしませんでした。

すすり泣く声がアチラコチラで聞かれて、同じ思いで感動しているんだなと感じました。

この映画はキャストは少ないのですが、千太郎演じる永瀬正敏ほとんど声を発せず、でも演技から心中がわかりました。

最後にはじめて笑顔で「どら焼きいかがですか~」と大きな声を出した時には、何かふっ切れた様子が伺えました。

監督と伽羅に大拍手?

樹木希林の孫についても何度か私は記事を書いていますが、伽羅の演技も見事でした。

はじめはちょい役と思ったのですが、なんと準主役なみで演技を見せてくれていると思いました。

伽羅の才能もあると思いますが、素直な演技だと見ました。

悩める普通の14歳の姿がありました。彼女は父本木雅弘と祖母樹木希林の血を確実に引き継ぎ、大物女優になる予感を感じました。

そして映画を観て特に感じたのが、この作品を作った河瀬直美監督です。

演技をするキャストも素晴らしかったけれど、どんな人がこの作品を作ったのか興味が湧いて来ました。

河瀬直美の生い立ちや夫で調べたので良かったら読んでみて下さい。

ホントに日常どこにでもある雑踏や町並みまるで自分が側にいるような気になるほど引きこまれていました。ぜひいろんな方に観て頂いていろんな感想を聴いてみたいです。

この映画に私は120点付けたいと思いました。

もっと書きたいのですが今日は取り急ぎこれくらいで終わります。又追加できる情報があれば書いて行きたいと思います。

今日は最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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