サーターアンダギーは沖縄の伝統のお菓子です。
最近はどこでも買うことができるようになりましたが、昔は各家庭で暑い夏のおやつとして母親が子供達に作って食べさせてくれたものです。
サーターアンダギーで検索すると、すごくたくさんのレシピが紹介されていますが、どれも作って見るのですが、膨らまなかったり味が母が作ってくれたのとは違っていて買ったのとでは手作りは全然違います。
沖縄のおばーが作るのはもっと美味しかったはずですけど、どこが違うのか、沖縄に住む琉球料理の名人に聞いてレシピと簡単なコツを教えてもらいました。
Contents
サーターアンダギーとは
沖縄では普段サーターアンダギーの事を サーター天ぷらと言いいます。
サーターは(砂糖)の意味です。
アンダは(油)
アギーは(揚げる)の方言です。
直訳すると砂糖を油で揚げたお菓子の事です。
昔は形がまるで花が咲いたような形から、お祝いの席で振る舞われたようです。
早速レシピを紹介します。
名人に教わったサーターアンダギーレシピ
材料
1 小麦粉600グラム
2 卵(M玉・6個)卵ののサイズは間違えないで下さいね。
3 砂糖(400g)
4 ラード大さじ1(とかしバターでも可その場合は(大3)
油で揚げるのに油入れるの?と思われるかも知れませんが、油分が入る事で余計な油を吸収しないそうです。
5 ベーキングパウダー 大さじ1
6 バニラエッセンス(3ふり)
7 塩ひとつまみ(隠し味)これがミソですね。
私は入れてなかった。(T_T)
8 揚げ油(適量)多め
甘さは好みだと言いますけれど、砂糖や小麦粉の量はあまり変えないほうが良いと思います。
卵の大きさでも違ってきますのでなんどか試してみて下さい。
本場の名人の作り方の手順
a 小麦粉にベーキングパウダーを混ぜてふるっておきます。
これって大切ですよ。
b ボウルに卵を割り入れ、砂糖を入れて、泡立て器で白っぽくなるまで混ぜる。
できたらミキサーとか使わずに家庭用の泡だて器かお箸でかき混ぜます。
c 次にとバニラエッセンスとラードを加えて混ぜたら、小麦粉を先に入れたボールの中にくぼみを作って、卵と砂糖を混ぜた液を入れます
その時手で軽く混ぜるのがコツです。
間違っても泡だて器を使ったりしないでね。
私はやってましたけど。。。だから失敗したんですね。
生地の硬さ
混ぜた材料はとても柔らかいです。
ですからこれをどうやって油に入れようかと迷いますが、タネは一度冷蔵庫で寝かせます。
そうするとちょうどよい硬さになります。
30分から1時間ねかせましょうここも重要です。
卵が入ってるので痛みやすいので寝かし過ぎはだめですよ。
柔らかいから粉が足りないと勘違いして思わず粉を足したくなりますが出来上がりが固くなるので注意して下さい。
揚げ方のコツ
いよいよ揚げて行きます。
○コツは揚げる温度です。
油の温度は低めと言う人もいますけれど、150度くらいが一番良いみたいです。
はじめは170度くらいで揚げていたのですが、名人はもっと低めで揚げていました。
高すぎるとすぐに焦げますし、低すぎると揚げる時間が長いので油を多く吸ってベタつきます。
生地を直径3~5センチくらいの大きさに丸めて投入します。
そのときにタネは一度沈みます。
その後1分くらいで浮かんでくるくらいがちょうど良い温度です。
そのときにタネは油鍋の中で生地が回転しながら膨らんできますので、それを見越して鍋に投入する量はなるべく少なめに入れてあげましょう。
サターアンダギーは、片方が割れるのが特徴です。割れないと失敗とも言います。
これは花が咲くといって、おめでたい時に作って出すのが習わしだったからです。
○鍋に投入するときに手についてやりにくい
そんなときは指や手のひらに少し油を塗って丸めるときれい形が出来ます。
私は水をつけて丸めます。
出来上がったら、冷ましてビニール袋に入れて保存しておきましょう。
クッキーのように長持ちするので暑い夏でも大丈夫。
昔、沖縄ではフタ付きの籠に入れて、天井近くにぶら下げていたものです。
揚げたてが一番美味しいのですが、冷めて硬くなったら電子レンジで10秒ほど温めると美味しく食べられます。
まとめ
コツは生地はかき混ぜ過ぎないこと。
寝かすこと。
多めの油でタネを入れ過ぎないこと。
塩ひとつまみ入れる事。
そうそう、おばー曰く 「新鮮な玉子と小麦粉も良質なものを使うと美味しい」と言っていました。
頑張って作ってくださいね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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美味しそうですね。作ってみます。