良く冬至の時にゆず湯を楽しむ習慣があるようですが、どうやってやるのかな?
柑橘系を直接入れたらぴりぴりしないのかしら?肌の弱い人には重曹でも良いと聞いたので調べてみました。
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冬至に入る理由は?
冬至には古来より、節目としてこれから一年のの発展を願って「運盛り」ということが行われています。
そのためには禊ぎとして身を清めるため入浴することが必要ですが、その際に冬が旬である柚子(ゆず)が活用されていました。
なぜなら柚子は香りも強く邪気を追い払うと考えられていて、 血行促進や冷え性対策の効果もあり、更には果皮にふくまれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果もあるからです。
ゆず湯のやり方
では実際に「ゆず湯」とはどうやって入れたら良いのでしょうか?
一般的にはお湯に柚子を浮かべれば良いだけなですが、数が少ないとあまり香りも出ないので香りを引きだすために、切り込みを入れたり、切り分けたり輪切りにしたりしてお湯に浮かべます。
こうすればたくさん入れなくても2、3個だけで十分に柚子の香りが引き出せます。
その際には実が崩れてしまわないよう、みかんのネットや洗濯ネットなどに柚子を入れるなど工夫してみましょう。
ピリピリしない?
でもそうするとお湯に柚子の成分が強く溶け出し、肌の弱い方には刺激が強いかもしれません。
これは柚子に含まれるリモネンという成分のせいなのですが、 肌が弱い方は、柚子をあらかじめ熱湯で30分ぐらい煮てから入れた方が刺激は弱まるようです。
もし皮膚に刺激を感 じたら、すぐに大量の水(お湯)で洗い流してください。
いつまでも痛みが残るようなら、皮膚科の受診も必要かもしれません。
赤ちゃんや年寄りな ど。
もし家族みんなで入浴されるなら、なるべく薄めて使われたほうが良いかもしれません。
赤 ちゃんや年寄りなど、皮膚のトラブルが怖い方は柚子を事前に熱湯で茹でることや、お湯に重曹(ベーキングソーダ)を溶かすことをお勧めします。
重曹(ベーキングソーダ)には保湿や美肌など色々と健康上のメリットがあるのですが、とりあえず「水を柔らかくする=影響を小さくする」効果があると覚えておいてください。
最近は100円均一の店で も簡単に重曹(ベーキングソーダ)が入手できるはずです。
重曹(ベーキングパウダー)のもう一つの効果
実は重曹(ベーキングソーダ)には健康的な側面だけでなく、風呂を掃除する際にも効果があるのです。
もしかしたら掃除の際に重曹(ベーキングソーダ)を活用なさっている方がいらっしゃるかもしれません。
重曹(ベーキングソーダ)を溶かしたお湯に入れば一石二鳥で、 健康的でなおかつ簡単に掃除ができる浴槽になります。
重曹(ベーキング ソーダ) には水を柔らかくする=軟水にして保湿、美肌効果がある以外にも、 研磨作用もあり更には湯垢が付きづらくなる効果もあるのです。
重曹(ベーキング ソーダ)をお湯に溶かせば、ユニット式のお風呂によく使わているファイバーグラス製のバスタブでも、大理石のバスタブでも汚れが落ちやすく容易にお掃除ができるのです。
ひのき風呂の効果ゆず湯をしたらどうなるか?
ではバスタブがもし「ひのき」製ならどうなのでしょう?
もちろん問題はありません。
ひのき風呂にも血行促進や保湿、香りによるリフレッシュ効果がありますし効果は倍増されます。
が、ひのき風呂は管理が大切で、入浴後はすぐに脱水して、柔らかいスポンジなどでよく水洗いしてください。
必ず入浴時以外はお湯を抜き、乾燥を心がけてください。
もし長時間入れておく必要がある時は、蓋をして浴室の換気をしっかりしておいてくださいね。
そうしないとバスタブの内側に「ぬめり」がついてしまいます。
まとめ
ゆず湯は、基本的にはお湯に柚子を入れれば良いだけなので、簡単です。
香りがよく、健康促進にも適しています。
肌が敏感な方は注意が必要で、成分を弱めたり重曹(ベーキングソーダ)を活用したりする ことが必要です。
ひのき風呂にも使えますし効果が倍増しますが、ひのき風呂自体の管理には気をつけてください。