http://www.asahi.com/and_w/interest/entertainment/ 引用
お正月に何か気持ちがほっこりする映画はないものかと調べていたらこの映画にたどり着きました。
70歳を迎えてもなお、美しい美貌と品格を兼ね備えた吉永小百合さんが今回、「母と暮らせば」という映画で「嵐」の二宮和也さんと初共演をするとのこと。
ニュースでも取り上げられていて興味を持ったので少し調べてみました。
山田洋次さんが監督・脚本を手がけたものです。
脚本は平松恵美子さんも担当されています。
山田監督といえば「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」など主人公が自由奔放というイメージが強い作品が多いですよね?
そんな山田監督が今回初めてファンタジーに挑戦しています。
その背景には作家の井上ひさしさんが生前に構想していた「ヒロシマ」「ナガサキ」「沖縄」をテーマにした「戦後命の三部作」の意思を山田監督が強い意志で引き継いだ作品となっているようです。
井上さんが書いた「父と暮らせば」は「ヒロシマ」が舞台となっていて2004年に宮沢りえさんが主演で映画化されています。
父と二人暮らししている女性の物語で、広島の原子爆弾投下により亡くなってしまったお父さんが幻となって娘である宮沢さんのもとに現れて・・・という物語です。
娘さんからしてみたら、同じ状況で一人生き残ってしまったことへの罪悪感があったのかもしれませんよね。
大事なお父さんを失って、自分は生き残っているのですから。
この「父と暮らせば」と対になっているのが今回の「母と暮らせば」です。
初共演の吉永さん、二宮さんをはじめ、黒木華さん、浅野忠信さんなど豪華キャストが贈る映画です。
見ごたえのありそうなキャスティングですよね。
Contents
あらすじ
長崎に原子爆弾が投下された1945年8月9日。
二宮和也さんの演じる浩二が原爆により亡くなってしまうのです。
舞台はそれからちょうど3年後。
死亡したはずの浩二が、吉永小百合さん演じる助産師をしている、母・伸子のもとへひょっこり現れるのです。
予告編では突然現れた息子に驚く伸子に対して、浩二が「いつまでも僕んことあきらめんから、なかなか出てこられんかったとさぁ。」というセリフがとても印象的でした。
それからというもの、浩二はたびたび伸子のもとに現れては昔の思い出話をしたり、浩二の恋人の話をしていくというストーリー。
親子は恋人の幸せを祈り続けます。
さて、親子の幸せはいつまで続くのでしょうか。
もし私が、伸子の立場だったらいつまでも息子と楽しく話したいと、ずっとこの時間が続いてほしいと願うこと間違いありません。
あたたかい親子の愛と、絆が途絶えぬよう祈るような気持ちで観る、涙と感動の物語になっています。
二宮さんと初めて会ったとき吉永さんは「本当の息子みたい」と親近感を覚えたそうです。
二人の掛け合いにも目が離せません。
また、この浩二の恋人役を第64回ベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた実力派女優である黒木華さんが演じていますのでこちらも注目ですね。
坂本龍一が音楽を担当!
「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」といった大作の制作にも携わった坂本さんですが、昨年から病気療養をしており今作で復帰されるということで力が入っているようです。
笑って泣ける映画?
試写会を見た人たちの感想は、笑える場面もあったり、泣ける場面も多く、感動の作品だとありました。
本当に吉永小百合さんの母親役がぴったりで、二宮君の演技も高評価でした。
さらに長崎に原爆が落とされた時の様子が如実に表現されていてとても怖かったなどの感想もありました。
観て良かったと言う意見が多かったようです。
吉永小百合さん主演の映画ですから、間違いは無いでしょうね。
12月12日からの公開ですからぜひ観に行って又自身の感想も入れたいと思います。
まとめ
予告編を見たらますます気になってしまいました。
見どころがたくさんの映画となっているのでぜひチェックしてみたいものです。
お正月に心温まる映画いかがでしょうか?
最後まで読んで頂いてありがとうございました。