【韓国の若きスケーター】
女子フィギュアスケート選手の世代交代。
日本でも鈴木明子選手が引退し、本郷理華選手や宮原知子選手など10代の選手がめきめきと力をつけてきています。
ロシア選手も10代の選手がほとんどですよね。
そんな中、韓国フィギュア界にも新星が現れました。
ユ・ヨン選手 11歳です。
身長143cmほどでスリムなユ選手。
143cmとはとても小柄ですよね~。
ユ選手がスケートを始めたきっかけは、2010年にキムヨナ選手がバンクーバーオリンピックで金メダルを獲得したことなのだそうです。とすると6年前になりますのでユ選手は5歳ということになりますね。
2016年1月10日韓国の全国選手権で183.75点というキムヨナ選手の大会記録を更新し優勝しました。
2003年に同大会でマークした歴代最年少優勝記録も塗り替えるという素晴らしい選手なのです。
小さいころに住んでいたシンガポールではコーチがいなかったためキムヨナや浅田真央の動画を見ながら練習したのだそうです。すごい執念ですよね。
私なら続かない・・・
2013年から韓国で練習を始めたそうです。
【指導者は誰?】
練習を始めた頃はお母さまが動画を見ながら指導しておられたようです。
お母さまも素晴らしいですよね。こんなに強い選手を自己流で育てたとは。
3年前から韓国で本格的に練習を始めたユ選手ですが、肝心のコーチは誰なのでしょうか?
キムヨナ選手のコーチは羽生結弦選手のコーチとしても有名なブライアンオーサーさんでした。
オリンピックの金メダリストを育てた人ですから凄腕なのでしょうね。
コーチによって選手は変わります。浅田選手もかつてタラソワコーチでしたが佐藤信夫コーチになってからめきめきと力をつけています。
それくらい大事なコーチ選び・・・
ユ選手のコーチを務めているのはハンソンミコーチ(36)ですが、
「選手本人が新しいジャンプの熱望と好奇心が大きい。しかし、訓練場所が狭くなるとしっかりとした練習が困難になる。技術のスケールが小さくなるか心配だ」と話した。
それでキム・ヨナとその母が設立したオールザットスポーツが、将来の後継者としてユ・ヨンをバックアップすると契約を結んだとニュースがありました。
実質的にはキム・ヨナがコーチを引き受けるのでしょうね。
ユ選手憧れのキムヨナ選手ですよ。
なんとも心強いですよね。
今回の大会でキムヨナ選手は「当時の自分を上回っている」というコメントをしており、更なる技術の向上も見込めそうな選手だそうです。
現在は、トリプルアクセルの練習にも取り組んでいるというユ選手。
女子フィギュアスケート界で浅田真央選手とロシアのエリザヴェータ・セルゲーエヴナ・トゥクタミシェワ選手の2人しかいません。
まだお若いユ選手がトリプルアクセルを飛べるようになったら3人目ということになりますよね。
これは期待したいです。
女子フィギュア界がますます盛り上がるでしょう。
敵なしと言われたキムヨナ選手が指導しているなんて、きっと強くなること間違いありませんよね。