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脳内のセロトニンの量が不足してしまうと頭痛を引き起こしたり、イライラしたりうつの症状が出てしまったり…。

朝日を浴びることやバランスの良い食事でセロトニンの量は増やすことが出来るようです。

しかし、脳内のセロトニンの量が多ければ多いほど良いというものではなさそうです。

セロトニンの量が多過ぎるとセロトニン症候群になるようで、抗うつ剤を飲んでいる方に多いようです。

どうしてなのか調べて見ました。

又セロトニン症候群の症状は自分でチェック出来るようなのでそれも調べて書いています。

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セロトニン症候群とは?

セロトニン症候群という病気があることをご存知でしょうか?

鬱病の患者さんに処方される抗鬱薬は脳内のセロトニンの量を増やしてくれる働きもありますが、服用中に脳内のセロトニンの量が過剰になってしまうことがあります。

この副作用のことをセロトニン症候群と呼ぶのです。

セロトニン症候群になりやすいのは、

①SSRIという種類の薬を服用している方

②抗鬱薬を数種類服用している方

③他の薬と一緒に抗鬱薬を飲んでいる方

④難治性パーキンソン病の治療薬塩酸セレギリンを服用している方

⑤抗不安薬、睡眠薬である炭酸リチウムを服用している方

⑥サプリメントのセレンジョーンズ・ワートを飲んでいる方

ですので、注意が必要とされています。

さらに、抗うつ薬が増量された時や、他の薬と併用することになった時は特に体のサインに敏感であるべきなのです。

脳内のセロトニンは、私達の体の中のわずか1割程度ですが、多くなりすぎてしまうとそれはそれで病気という扱いになるわけです。

こんな症状が出たらセロトニン症候群かも?

薬の服用に伴って次のような症状が出た時にはセロトニン症候群の可能性があります。

当てはまる項目があるかどうかチェックしてみましょう。

思い当たる節がある方はお医者さんや薬剤師さんに相談しましょう。

セロトニン症候群の症状には大きく分けて3つあります。

チェック項目

*自律神経系への影響による症状をチェック*

発熱

発汗

下痢

脈が早くなる

高血圧

*体神経系および筋肉への影響による症状をチェック*

筋肉の痙攣

体の硬直

震え

手足や眼が勝手に動く

*認識機能への影響による症状*

イライラ

不安

興奮

混乱

錯乱

昏睡

落ち着かない

などです。

稀ですが、重症化してしまう場合もありますので注意してください。

薬を服用していてこのような症状が出ている方が周りにいる場合はほおっておくことはやめましょう。

ご本人に教えてあげてください。

一般的には薬の服用を中止して24時間で症状は落ち着くとされています。

しかし、服用を中止するとかえって酷くなってしまう場合もあるようですので、自分の判断で服用を辞めることはせずに病院へ相談することをお勧めします。

まとめ

セロトニン症候群とは抗鬱薬により脳内のセロトニン量が増えすぎてしまう副作用のことを指しています。

抗鬱薬や難治性パーキンソン病薬、抗不安薬、睡眠薬さらにはサプリメントが原因で発症してしまいます。

混乱や興奮は鬱病の症状として見逃されてしまいがちですが、震えや硬直、などの身体的症状を起こした場合にはできるだけ早く病院に相談しましょう。

自分で勝手に判断して服用をやめてしまうのはとても危険です。

ご家族やお知り合いの方がこのような症状に悩んでいる場合には受診を勧めてあげましょう。

病気で薬を飲んでいるわけですから、ご本人の判断力が鈍っている場合もありますので優しく接してあげて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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