この時期から徐々に食中毒が増えていくので注意が必要です!
今回はたいへん身近な食中毒であるサルモネラ菌についての症状、潜伏期間などの基本情報、人から人への保菌者による2次感染や防ぎ方と対策調べて書いて見ました。
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サルモネラ菌の食中毒は何が原因?
サルモネラ菌による食中毒の原因は、この菌に汚染された鶏肉・生卵・牛肉・豚肉が原因だといわれています。
その中でも、原因食品のトップは卵です。
新鮮な卵は、非加熱で卵かけご飯や、すきやきにつける生卵などナマのままで食べても大丈夫ですが、常温のままで長時間放置したり保存管理が悪い生卵を食べるとサルモネラ菌の食中毒症状を引き起こしてしまいます。
日本では鶏のエサに抗生物質を混ぜたりサルモネラワクチンを射ったり、卵の殻を殺菌して洗浄するなどしてナマのままで食べられるよう対策をしていますが、外国では生卵は食べられない!という風潮のようです。
サルモネラ菌食中毒を引き起こす環境と症状ついて
生卵や半ナマの卵を温度20度以上の場所に放置すると、サルモネラ菌が増殖をはじめます。
○発症率が高い季節○
7月〜9月ですが、近年温暖化の影響で6月も発症率が高くなってきています。
○潜伏期間○
食べてから4時間〜48時間後
○食中毒の症状○
悪心・嘔吐・腹痛・下痢・高熱
○合併症○
子供やご高齢の方の場合、細菌性髄膜炎・腸チフスなどがあげられます。
また、脱水症状になりやすいのでOS-1を飲用して防ぎましょう。
サルモネラ菌は保菌者から感染する
サルモネラ菌に感染していても、無症状で自分が保菌者だと気づかない場合もあります(健康保菌者と呼ばれています)。
健康保菌者が使用したあとのトイレやお風呂で気付かぬうちに二次感染させる場合もあります。
これは健康保菌者に限らず、サルモネラ菌食中毒の発症中に使った後のトイレやお風呂にもいえることなので注意が必要です。
使用後はなるべくアルコール消毒や次亜塩素系洗剤(カビキラーやキッチンハイターなど)で消毒した方が良いかと思います。
また、サルモネラ菌に汚染されている可能性がある食器、調理器具、まな板や包丁は中性洗剤ではなく、アルコール消毒か塩素系漂白剤(カビキラーやキッチンハイターなど)で殺菌しましょう。
食酢でサルモネラ菌食中毒は防げる?
酢でシメると食中毒を防げるといいますが本当でしょうか。
答えは半分本当で、半分嘘です。
確かに酢には殺菌作用があり、市販品のマヨネーズは酢の割合が8.7〜10.5パーセントですが、自家製のマヨネーズは少なめでレシピ紹介されていることが多いので、サルモネラ菌が涌いて食中毒になることがあるようです。
酢を配合しても、サルモネラ菌が活性化することもあるので早めに食べ切るに超したことはありません。
また、酢では殺菌できない菌やウイルスもいるのでやはり、過信は禁物ですね。
まとめ〜サルモネラ菌を防ぐための対策〜
生卵を購入したらすぐに冷蔵庫へ!
卵焼きをお弁当などに入れる場合は中まで完全に加熱をしましょう。
サルモネラ菌は、常温が大好きですが70度以上の高温で殺菌できます。
また、アルコール消毒と次亜塩素系消毒も可能です。
生卵を調理したあとの調理器具はなるべく消毒しましょう。
しっかり冷蔵・加熱をすれば防げる食中毒です。
これからの季節は特に気をつけましょう!