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近年、カンピロバクターによる食中毒がサルモネラ食中毒やノロウイルスと並んで発生件数が多いです。

細菌性の食中毒なので、ウイルス性の食中毒より長引きやすいため子供やお年寄りは特に注意が必要です。

カンピロバクターによる食中毒を防ぐためににはどうしたら良いか、食事による原因・潜伏期間・症状・二次感染予防の殺菌方法を調べて書いて見ました。

Contents

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食事による原因

カンピロバクターは、主に鶏肉・牛レバーに潜んでいます。

中までしっかり加熱できていない鶏肉や、生の肉を調理したあと調理器具の洗浄が不十分だとそこから感染する恐れがあります。

今の時期、バーベキューなど外で焼き肉をするのが楽しいですが中まで火が通るよう気をつけましょう!

特に鶏肉は肉が厚いですから半生のまま食べてしまう危険性も高いので、バーベキューなどで焼く場合は下茹でしてから炭火で焼くと良いかと思います。

カンピロバクターは熱に弱いので75度以上で1分加熱することで死滅します。

しかし中までしっかりとその温度で加熱し続けることが条件です。

食事以外の原因

カンピロバクターの保菌者が排便したあとのトイレや、吐瀉物から感染することがあります。

また、犬や猫のペットなどの動物が保菌している場合もあります(動物は無症状です)。

いずれにせよ、手洗いやエタノール消毒で防げるので怠らないようにしましょう。

潜伏期間と症状

潜伏期間は、2日〜5日で数日間おいてから症状が顕れます。

症状は、腹痛・下痢・嘔吐・発熱です。

回復は早くて2日、長くて10日近くもかかります。

感染性胃腸炎と症状が似ていますが、感染性胃腸炎と違う点は回復に日数が要する事と合併症を引き起こす点があることです。

症状が緩和して1〜3週間後に手足や顔面の麻痺、呼吸困難などの症状が出た場合ギランバレー症候群を起こしている可能性があるので緩和後も体調の変化に気を付けてください。

二次感染予防の殺菌方法

カンピロバクターは熱湯消毒、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウム、逆性石鹸液、ポビドンヨードが有効です。

このように様々な消毒液に対して耐性が弱いので、しっかり手洗いを行います。

エタノール消毒をすれば二次感染をする確率は、ウイルス性の食中毒よりもたいへん低いです。

また、ペットや動物を触った後やトイレを使用した後に必ず手を洗う。

生肉を調理した器具はエタノール殺菌または次亜塩素酸ナトリウム消毒すればしっかり防げます。

また、感染者の吐瀉物なども水拭きだけではなくエタノールで殺菌をして二次感染予防に努めましょう。

まとめ

カンピロバクターは重症化する可能性はありますが確実に予防できます。

・加熱を怠らない!
・消毒を怠らない!
・手洗いを怠らない!

カンピロバクターは、この3つを怠らなければ確実に予防できます。

感染すると大人でも入院の可能性が出るくらい辛い食中毒なので、しっかりと感染予防をしましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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