引用http://www.organic-press.com/
「世界一受けたい授業」で健康によいとされる身体を助けるスーパーフード「ダルス」の特集がありました。
私の住む北海道で凄い海藻がスーパーフードとして話題になっているので詳しく調べてみました。
Contents
ダルスとは?
ダルスとは、寒流域の岩場などに生える海藻です。
外国では食用や香料としてスープに入れたりしますが、日本では厄介者とされています。
北海道のコンブ養殖の漁師さんにとって、ダルスはコンブ養殖のロープにくっつくため、これをこそぎ落とさなければならないからです。
厄介者だったダルスは栄養価は高く、資源量も函館市などの周辺では年間1000トンから2000トンと推計されており、これを放っておくのはもったいないとして北海道の地元業者などが中心となってここ数年ダルスの商品化を進めています。
ダルスは海藻で、佃煮が美味しい?
「ダルス」という海藻は、今までの海藻類と違い、ノリに似た香りとシャキシャキとした食感が特徴で、うまみも十分あり、新たな料理用食材として、和食やその他の料理での活用が期待されています。
もともとは茶褐色の海藻ですが、ボイルすることで他の海藻と同様に濃い緑色に変化します。
北海道の山下水産では「北海道産 海のパセリ ダルスの佃煮」という名称で北海道道南地方で獲れるダルスを使用し、のりに似た香味と食感を生かした佃煮に仕上げ販売しています。
「海のパセリ」と呼ばれているのですね。香りも気になります。
ダルスはの食べ方は?どんな味?
ダルスは塩を洗い落してから水、またはお湯で10分程度塩抜きした後、5cm程度に切り、もう一度冷水でさっと洗ってから使いましょう。
油で炒めたり揚げたりするとベーコン味になるとかいう噂がありますが、実食してみるとベーコン味ではありませんでした。
でも、そう言いたくなる気持ちはわかるくらい油っこくて塩気が強く、ワカメなどの海藻類よりもコクがあります。
そして、どことなくケールっぽい苦みがあって。
結局、ダルスは乾いたままより大量の油でカリッと揚げて卵やチーズと一緒にサンドイッチに入れると一番ベーコンっぽく食べられるようです。
洗った後、拭いてから揚げるとカリッと揚がるそうです。
また、もともと塩辛いので、素揚げにすれば、味付けなしで楽しめます。
外国では、ダルス粉末「シーダイム」をビタミンやミネラルの補給剤として利用しています。
また、乾燥させたダルスをスナックとして食べることもあれば、ソースやスプレッドにすることも多いそうなんです。
ラムの肩肉を包んで焼いたりするのもおすすめで、パンに入れると適度な塩味が出て糖分とのバランスが取れます。
ケールの2倍の栄養があるベーコン(?)味の海藻チップスを数年のうちに食べられるようになるのかもしれませんよ。
ダルスの効能は?
そもそもスーパーフードとは、はっきりと特定の食品を定義したものではなくて、「一般的な食品に比べて健康成分を含んだ食品」の総称です。
ダルスは乾重量で42%のタンパク質やビタミンA、B12を含めたB、Eの他、C、ミネラルも含んでいます。
栄養素は健康野菜ケールの2倍とも言われています。
抗酸化作用がとても高いので、うまく摂取することで老化予防、動脈硬化予防、貧血予防、肥満予防などさまざまな効果が期待できます。
癌にも効果があるようですね。
まとめ
「ダルス」はアメリカで注目されている老化防止が期待されるスーパーフードです。
もともとは北欧諸国で食べられていた海藻。
しかし、日本では北海道のコンブ養殖の漁師さんにとっての厄介者で、ダルスはコンブ養殖のロープにくっつくため、これをこそぎ落としていたのだそうです。
まだまだ認知度は低く、将来がとっても楽しみなスーパーフードです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。