引用http://natalie.mu/eiga/news/180030
映画版は2016年9月22日(木・祝)より全国ロードショーです。
2014年1月・2月に上演し、大喝采を浴びた話題の舞台「真田十勇士」が秋に再び上演されるようです。
それと同時に映画も上演されてキャストが同じというのでキャストやあらすじなど興味があって調べて見ました。
真田十勇士は子供の頃に母に連れられて行った映画でとても印象深いものでした。特に猿飛佐助はヒーローの様な存在でしたね。忍者ごっこで良く真似したものです。
監督は舞台版と同様に堤幸彦監督です。舞台の評価が高かったことからも映画版に期待が高まりますね。
徳川 VS 豊臣の最終決戦「大阪冬の陣・夏の陣」で「真田十勇士」たちが大活躍。
豪華絢爛、変幻自在、百戦錬磨。「何が嘘で何が本当なのか?」
華やかでド派手なエンターテインメントの超大作!大迫力のアクション時代劇の決定版!
めっぽう強くて愛きょうたっぷり、個性豊かな十人の勇者たちが繰り広げる、破天荒で奇想天外な物語から目が離せません!
舞台の上演と映画「真田十勇士」も同時期に公開されるという、史上初、画期的なダブル・プロジェクトです。
主題歌はユーミン! これまた楽しみですね。
Contents
真田十勇士実在した?
ところで真田十勇士ってほんとにいたの?
真田十勇士とは、戦国時代に真田幸村に従った10人の家臣たちのことです。
でも、これは物語の創作上の人物で。
何人かは実在の人物がモデルになっていると考えられていますが…。
真田十勇士の起源は講談を書籍にして発刊し、大正時代に大人気となった「立川文庫」です。
たとえば、水戸黄門なども立川文庫が発祥といわれているんですよね。
江戸時代になると徳川家康と真田幸村の一族との戦いを描いた「真田三代記」という講談が人気となり、それを元に「猿飛佐助」とは「霧隠才蔵」、そして元は敵だった家臣「由利鎌之助」などの真田三勇士ができたとされています。
その後、真田三代記より人気の家臣や武将が加わって最終的には真田十勇士として作品化されるに至りました。
様々な時代劇と同様、何度も小説や漫画の題材となって舞台や映像化されています。
歴史上の十勇士について
真田家の強さはなんといっても情報収集に秀でていたということ。
真田の里は信濃修験道の聖地である「四阿山」を背後に控え、古くから山伏との関係がありました。
そんな忍者を多数採用していたと言われる真田昌幸の真田忍者たち。
禰津信政(ねづ のぶまさ
禰津信政の通称は神平(しんぺい)で、真田幸隆・真田昌幸に仕えた忍者集団の頭領で、禰津家は元々鷹匠の家でした。
甲陽流忍術の家元として知られており、のちに女忍者集団「禰津流くの一」を多数輩出します。
出浦盛清(いでうら もちきよ)
出浦盛清は村上氏の一族で更級郡村上村の出身。
横谷幸重(よこや ゆきしげ)
横谷幸重の通称は左近。
雁ヶ沢城を本拠とする豪族でありましたが、真田昌幸・真田信之の2代に仕え、出羽清種とともに真田忍者集団の頭領の双璧として並んで称されます。
真田昌幸が参加したほぼ全ての合戦にその名がみうけられます。
横谷幸重(よこや ゆきしげ)
割田重勝は吾妻横尾村を知行した割田与兵衛の子で割田下総守。
武田家の時代に沼田城攻めにて小荷駄奉行としても名が見られ「吾妻七騎」の一人に数えられ、勇猛かつ「第一忍の上手古今無双」と称されています。
かなりの腕だったようで、忍びの達人と言われ、1585年、北条家が真田昌幸の沼田城を攻めた際に、敵将である松田憲秀から名馬を奪った逸話などが残されています。
大阪の陣の後、盗みを働いたために真田信之の家臣・出浦盛清の手により討たれました。
唐沢玄蕃(からさわ げんば)
唐沢玄蕃は真田家に2代で仕えた忍者です。初代唐沢玄蕃の生年は不詳で、信濃・沢渡の地侍で吾妻・岩びつ城主の斎藤憲次に仕えていました。
斎藤憲行の一族で、岩下城主の一族が沢渡を知行し唐沢杢之助(唐沢杢之介 からさわ もくのすけ)と名乗り、唐沢久幸とも称したそうです。
父の跡を継いだ2代目唐沢玄蕃(からさわ げんば)は、初名を「於猿」とし、唐沢久基と称しました。
助走なしで1.8mも飛びあがり、12mの高さから飛び降り音を立てずに着地したようで「忍び名人」「「飛び六法」と忍者としての技能を称され、跳躍術・火薬術にも長じていたとか。
猿飛佐助のモデルになったふ可能性があります。
鷲塚佐太夫(わしづか さだゆう)
鷲塚佐太夫は真田昌幸配下の真田忍者として名を見かけます。
鷲塚佐太夫の子が猿飛佐助だという説もありますが定かではありません。
本来、忍者はお家の御家帳にもその名は掲載されないので存在がわからないことが多い。
真田家の場合は、隠密・忍者・草の者を下級武士として迎えていたと考えられ、真田昌幸が忍者らを大切にした故に、名が後世に知られる忍者がおり、真田十勇士に繋がったとも言えるでしょう。
映画十勇士あらすじ
「嘘も突き通せば真実となる」。
嘘から始まった「真田十勇士」の物語は、いつしか真実へと変貌を遂げ、激しい戦の中で、彼らは「真の英雄」へと成長してゆく。
関ヶ原の戦いから10年以上の歳月が流れ、徳川家康は天下統一を目前にしていました。最後に残ったのは、豊臣秀吉の遺児・秀頼と付き従う武将たちでありました。
秀頼の母・淀殿は、「豊臣の世をふたたび」という妄想に駆られ、徳川との対立を深めていました。大阪を戦場とした戦が始まるのは、もはや時間の問題となっていました。
紀州(現在の和歌山県)九度山、抜け忍びの猿飛佐助は、真田幸村と出会います。
佐助の本当の狙いは何なのか?
幸村は天下に知られる名将ですが、関が原で西軍に与したため、九度山で隠遁生活を送っていました。ところが、実際の幸村は芯には光るものがあるものの、無口で平凡な武将にしか見えない。
幸村大活躍のエピソードは「逸話に尾ひれが付いたものか、偶然が重なったにすぎない」と言う。
己の虚像と実像のギャップに悩み、名誉を保ったまま、命を落とすことまで考える幸村。
その話を聞いた佐助は俄然、目を輝かせます。
「オイラの嘘で、あんたを本物の立派な武将に仕立て上げてみせようじゃないか!」
押しかけ家臣となった佐助は、幸村を本物の「天下の名将」にすべく、いわば「真田幸村プロデュースする」ために策を考えます。
才蔵は仲間を信じているのか?
まずは、頼りになる仲間を探し、かつての忍び仲間・霧隠才蔵と再会します。
容姿端麗で頭の切れる才蔵だが、山族に身をやつしていたところを佐助に誘われ、「本物の英雄づくり」という世の中を相手にした大賭博を仕掛けようとする考えに共鳴し、幸村の家臣になることを承知します。
才蔵の屈強な二人の手下、三好清海と三好伊三も行動を共にします。
やがて、関が原などで戦経験豊富な強者・由利鎌之助、仕官先を探して諸国を旅する武芸者・筧十蔵など、新たな仲間が加わって行きます。
そんな中、佐助と才蔵は新たな企てを思いつく。
幸村の存在をより神秘的なものにして世間に売り込むため、一騎当千の勇者たちを揃えて世の中を震え上がらせようと…。
仲間は十人、思った通り、「真田十勇士」の存在は一気に噂として広まりました。
「世間というものは常にわかりやすい英雄を欲しているから、そこを利用するんだ!」
火垂の恋は叶わぬまま終わるのか?
一方、徳川方の忍び集団の首領・久々津壮介は、娘の火垂とともに、忍びの里を抜けた佐助と才蔵を付け狙っていました。
壮介は陰の存在である忍びの宿命を背負いながら、真田の勇者たちを追いこんでゆきます。
火垂も同じ使命を帯びていますが、昔恋心を寄せていた才蔵に対しては複雑な感情を抱いており、闘いの場面では常に心の葛藤が見え隠れしていました。
久々津集団には、剛腕無敵の戦士・仙九郎という存在も控えており、佐助たちの行く手をさえぎり、時として格闘、乱闘となり、毎回激しい戦いを繰り広げていました。
幸村は本当に大阪に見方するのか?諸説が飛び交う中、最後まで決断を渋っていました。
そんな中、昔の佐助とよく似たお調子者の根津甚八をはじめ、幸村の忠実な家臣・海野六郎らが加わり、ようやく10人が揃い、名実ともに「真田十勇士」が誕生したのでした。
淀殿の思惑の裏にあるものは…?
豊臣と徳川が一色即発となる中、九度山に意外な人物、淀殿が訪ねてきました。
幸村は若かりし頃、淀殿を慕っており、今やか純粋な思いを抱いていました。
佐助たちが考えた「虚像を真実として貫き通す」という企てに本腰を入れて乗ろうと決めた瞬間だった。
十勇士たちも賛成し、幸村の意を汲んで大阪方に見方することが決まりました。
「真田十勇士」たちは、いよいよ大阪城に入場し、慶長19年(1614年)、ついに「大阪冬の陣」の幕が切って落とされようとしていました。
幸村は本物の名将になれるのか?
それぞれがそれぞれの思いを抱えたまま、最終決戦の場に突入し、豊臣と徳川に翻弄された十勇士の運命は思わぬ方向へと突き進んで行きます。
たとえ、佐助や才蔵たちが望もうと望まなかろうと…。
舞台版 真田十勇士 キャスト
猿飛佐助(さるとび さすけ)…中村勘九郎
霧隠才蔵(きりがくれ さいぞう)…松坂桃李
火垂(ほたる)…篠田麻里子
筧十蔵(かけい じゅぞう)…高橋光臣
根津甚八(ねづ じんぱち)…村井良大
三好清海(みよし せいかい)…駿河太郎
三好伊三(みよし いさ)…荒井敦史
海野六郎(うんの ろくろう)…栗山 航
真田大助(さなだ だいすけ)…望月歩
望月六郎(もちづき ろくろう)…青木健
由利鎌之助(ゆり かまのすけ)…丸山敦史
仙九郎(せんくろう)-石垣佑麿
久々津壮介(くぐつ そうすけ)…山口馬木也
真田幸村(さなだ ゆきむら)…加藤雅也
淀殿(よどどの)…浅野ゆう子
東京公演 2016.09.11~10/3 新国立劇場 中劇場にて。
横浜公演 2016.10.8~10/10 KAAT神奈川芸術劇場にて。
関西公演 2016.10.14~10/23 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホールにて。
映画のキャストについて
・猿飛佐助(さるとび さすけ)…中村勘九郎
舞台と変わらず、さらに再演する舞台にも同様の役でキャスティングされました。
この作品の主人公。
猿のようにすばしこく腕も立つのですがうそつきでお人よし、明朗快活な青年。
中村さん曰く嘘で人を操るという策士である猿飛佐助を自分なりに工夫して演じるそうです。
「佐助は頭の回転がものすごく早く、常に何か考えていて、最終的には彼が状況を操って行くほどの策士、独特の間をつくってそれを表現したい」と。
佐助の奮闘により、嘘から始まった「幸村と十勇士」の物語は、いつしか「伝説」へと変貌を遂げていきます。
・霧隠才蔵(きりがくれ さいぞう)…松坂桃李
舞台と変わらずキャスティング
佐助とは幼馴染であり好敵手。剣や忍術の技も抜群に冴え、クールで明晰な頭脳を持つ。
「陽」の佐助に対して「陰」の存在でもあり、十勇士の両輪として活躍し、刺激を受け合います。
松坂さんは「顔も頭も良くてぶっとんでいるこの役をクールに演じ、とびきりクールでかっこいい男で駆け抜けたい」とか。
・三好清海(みよし せいかい)…駿河太郎
才蔵の山賊時代の配下で、弟の伊三と一緒に動くことが多い。
怪力で豪快な上、喧嘩っ早く、単細胞な性格にも見えるが、根は善良で明るくカラリとしています。
・三好伊三(みよし いさ)…荒井敦史
兄の清海ともども棒術を駆使して戦います。
頼りになる屈強な戦士。がむしゃらで勇猛果敢な一方で、意外にも涙もろかったり、間が抜けていたりすることもあります。
・由利鎌之助(ゆり かまのすけ)…加藤和樹
関が原の戦いにも従軍した歴戦の強者。
実戦経験を踏まえ、戦の実態や心構えを教える貴重な存在であり、剣の腕前を活かし、槍を持って徳川方と闘います。
・海野六郎(うんの ろくろう)…村井良大
隠遁生活を送る幸村に仕える忠義の家臣。
最初は佐助たちを疑うが、やがて心を開き、一緒に戦うことを決意します。
事情通であり、重要な情報源となっています。
・根津甚八(ねづ じんぱち)…永山絢斗
元は百姓でだらしなく、嘘つきで昔の佐助を彷彿とさせますが、放っておけない存在で、どこか憎めない部分もあり、大坂の陣ではしっかりと任務を果たします。
・望月六郎(もちづき ろくろう)…青木健
幸村の息子・大助に付き従い、常に行動をともにし、見守ってきた忠臣。
大助に剣術を指南し、海野とも切磋琢磨し、最後に十勇士に加わることになりました。
・筧十蔵(かけい じゅぞう)…高橋光臣
徳川の刺客に襲われた佐助たちを救い、その縁で仲間に加わった武芸者。
不思議と周囲を和ませる好人物だが、実は誰にも言えない秘密を抱えています。
・真田大助(さなだ だいすけ)…望月歩
父幸村が評判通りの名将だと信じて疑わず、真っ直ぐに生きる若者。
父の実像を知り失望するが、その直向さに心打たれ、尊敬の念を新たにし活躍する。
・火垂(ほたる)…大島優子
初の時代劇で「くノ一」を演じます。
舞台版では比嘉愛美さんが演じてました。久々津壮介の娘。佐助や才蔵と幼馴染のくの一。
抜け忍びの2人を追い、冷酷無残な戦闘も辞さないが、才蔵に対しては恋心を捨て切れず、任務と感情の間で苦悩します。
普段は眼の力強さや姿勢、人に対しての距離の取り方などで、くノ一らしく演じながら、想いを寄せる相手と接する時には、普通の女の子らしさも出したいと思っているとか。
・真田幸村(さなだ ゆきむら)…加藤雅也
十勇士を率い、徳川方と戦う武将。
武勇伝は噂から出たもので、実は凡庸で、現実とのギャップに悩んでいます。
佐助の計画に乗り、虚像を演じ続けることで、いつしか「本物の英雄」となっていきます。
・久々津壮介(くぐつ そうすけ)…
徳川に仕える忍者集団の頭。
佐助と才蔵が育った忍びの里の首領であり、抜け忍びの2人を許さず、付け狙う。名もなき存在である忍びの宿命に耐え、黙々と戦い続けます。
・淀殿(よどどの)…大竹しのぶ
亡き豊臣秀吉の愛妾で、城主・秀頼の母。妖艶な美女であり、誇りは人一倍高く、徳川との摩擦も絶えず、やがて豊臣を滅亡にまで至らしめてしまいます。秀頼への溺愛が悲劇を導き、城は炎上してしまいます。
・仙九郎(せんくろう)-石垣佑麿
徳川方の久々集団を支える無敵の忍び。
佐助や才蔵、火垂とも幼馴染だが、感情をあらわすことは少なく、戦闘マシーンとして十勇士の前に常に立ちはだかる最強の敵。
まとめ
あらためて真田十勇士の事を調べてみて、舞台は観に行けませんが、上映日を楽しみに大人になってもう一度映画を観てみたいと思いました。
又観てきた感想も書いてみたいと思います。
長い文章を最後まで読んで頂いてありがとうございました。