最近は結婚しても収入の面で不安で結婚しても親と同居する人が増えていると聞きます。
女性の場合は義理の親との同居問題は昔からよくあるので聞いた事はありますが、実の親との同居はどうなのでしょう?
感情面、金銭面を含み何かとデリケートな問題ではありますが、メリットデメリット考えた場合どうなるのか。。
それと気になるのが生活費の事ですが、実の親との生活費の場合どはどう分けるのがベストなのか実際に同居されている方に伺ってみました。
Contents
実の親との同居のメリットは?
親との同居で良いところはどうなのでしょう。
- 言いたいことが言える
- 外出しやすい
- お金の心配をしなくて済む
- 子供の情緒が育つ
親との同居で一番のトラブルが家事や子育てに対する意見の違いです。
でも、相手が実の親だったら自分はどうしたいのかを遠慮なく伝えることができますし、両親側も自分が育てた息子/娘の考えは尊重したいという考えがあるため、意見の衝突を避けられます。
姑だったら皮肉の一つも言われるかもしれませんが、実の両親なら安心して子供を預けられるので気兼ねなくでかけることができます。
両親も孫の世話を喜んで引き受けてくれるでしょう。
実の親ならば生活費はもちろんのこと、子供も親にみてもらえばいいので、1年ないし2年分くらいの保育費を浮かせられます。
生活費を入れている場合にも、ピンチの時には融通をきかせてもらえるというメリットがあります。
祖父母と同居している孫は年配の人と接する機会が多く、高齢者の身体が自分たちとは違うことをよく知っています。
そのため、自然と思いやりの心が育って、人に優しく接することができる子になります。
また、義両親が親から叱られて逃げ場のない、居場所のない孫の逃げ場になってくれ、子供にとって安らげる場所が多くあり、精神面での安定にもつながります。
ただし、これはどちらの実両親と同居なのかにもよると思います。
注意が必要!
実の親との同居のデメリットは?
- 母親から束縛される
- 夫(妻)との関係が希薄になる
- 逃げる場所がなくなる
母親の中には息子/娘がいくつになっても自分の子供という意識が抜けず、やたらと息子/娘夫婦のことに口出したり、息子/娘に自分の思い通りの行動をさせたがる人も少なくありません。
息子/娘にとってそれは大きなストレスです。結婚して別世帯になっているのですから。困りますよね、こういうの。
困ったときに親に頼る夫(妻)を見て、夫(妻)はそんな夫(妻)の態度が情けなく、また、わがままに感じることもあるようです。
自分ではなく親に頼ったり、相談する姿を見て夫(妻)の不満は高まってしまいます。
夫(妻)の理解があって親と一緒に暮らせているのだということを理解し、夫(妻)をたてることも忘れずに!
当たり前ですが、妻が自分の親と同居している場合は、実家に帰ることができません。住んでいるところが実家なのですから。
一人なら友達のところにも行けますが、子供も一緒となるとさすがに行けません。
デメリットで一番は親に頼りすぎて夫婦間でのトラブルがあって離婚に繋がるなんて事もあるようなので気をつけたいですね。
では 親との同居でうまくやっていくにはどうすれば良いのでしょう。
メリット、デメリット以外によくあるその他の注意点
うまくやっていくための注意点をいくつかあげて見たいと思います。
子供への対応は大目に見ること
祖父母はとかく孫に甘いもの。経済的・心理的にゆとりができているうえに孫に対しては教育について直接的な責任がないため、自分の子供にできなかったことを孫にしがちです。
ですが、子供が成長していくうえで周囲に違った価値観、違った対応をする人がいることを学ぶうえで祖父母の存在は大きな役割を果たしています。
生命や健康、倫理観の形成などに悪影響を与えない限りは多少のことは大目に見た方が気が楽です。
ここ一番というときに頼りにする
実の両親は経済問題や夫婦仲のトラブル、いろんな初体験のことにとても頼りになる存在です。
娘を嫁に出してもいつまでも親でありたいとの思いがあり、世の中で最も力になってくれる存在が親です。
しかし、頼るのはあくまでも「ここ一番」であるべき。
頻繁にたよりすぎると親の方はやがて配偶者に対して「何やっているんだ」という感情が芽生えてきてしまい、実父母と娘の関係だけならばそれほどこじれることもないのですが、夫のメンツをつぶしてしまうと厄介です。
実の親を頼るのは、ご主人の立場をよく考えながら「ここ一番」というときだけにとどめることが肝心です。
親の介入を避けること
親心はうれしいですが、やはり介入・干渉されるのは困りものです。あるところでの線引きは必要です。
あなたの家庭はいくら同居しているとはいえ親から離れて新たに築いた場所であり、親のもとにもういないからです。
娘の家庭に過剰に介入したがる親もいますが、娘の側は結婚したら一番大切な家族は自分の家族であると肝に銘じるべきです。
それがないがしろになると夫のとの関係がうまくいかなくなってきます。「何でも実家に相談する」という気持ちになってしまいます。
大切なことは、親が介入したがってもそれを跳ねのけるだけの強い意志をもつこと!そのことをしっかりと自覚することです。
生活費はどう分ける?
それと合わせて気をつけたいし、決めていた方が良い事にお金の問題ですよね。
親子でも金銭トラブルは付き物です。それを避けるために生活費はどうするのか決めておいた方が良いですね。
では生活費はどれくらい出せば良いでしょう。
同居でも実家で同居する場合と、自宅に親を同居させる場合の生活費を調べてみました。
お金の問題は語るのがさらに難しいので、あえて具体的数字をあげてみますね。
実家で同居の場合の生活費
息子-娘夫婦が両親/義理の両親の家計に入れる生活費は 平均で5万円~9万円 だそうです。でも、9万円は高額。
これなら別々に暮らした方が良いかもという意見も多いようです。確かにそうですね。
自宅に両親を同居させる場合の生活費
0円から多くて7万円ほどが一般的のようです。
お金のことは家事よりも決める事項がすくないのでその点は楽といえば楽。でも、どちらかが納得していないとストレスがたまってしまうのできちんと話し合って決めた方がいいでしょう。
細かい生活費の分け方
- 食費
- 光熱費
- 通信費
キッチンが1つの完全同居の場合にはおそらく息子/娘世帯の方が多くかかることが想定されるので親世帯が払うように設定すると文句を言われる可能性があります。
食費は基本は子供世帯が出し、親世帯に貢献してもらうようにするといいでしょう。
子供世帯が多く払っている世帯が多いようですが、親世帯の年齢が上がるにつれ家にいることがおおくなり、その場合は夏場のクーラーが必要だったり冬場はヒーター代がかかります。
その分は話し合いで考慮してもらいましょう。
携帯電話などは折半が簡単ですが、インターネットや固定電話は主に必要とする世代が出しましょう。
若い世代の方が新しいネットのプランなどに詳しいケースが多いので、もっと安いプランを発見した場合には遠慮せず親世代に持ち掛けてみましょう。感謝されるはずです。
まとめ
どんな形であれ、同居はいろいろと大変なこと。でもメリットも確実にあります。
お金で買えない、形の見えないメリットまでも含め考えると気持ちがまとめられない気がします。
でもって、最終的には個人の好みの問題なのかなぁ~?!
さんざん語っておいて、これはないよ!と言われてしまいそうですが、でもこれから同居しようかどうか考えている人は、こういったメリットデメリットを承知したうえで、あと最終判断は自己責任で個人的好みなんじゃないでしょうか。
しかし、どんな同居においても一番大事なことはお互いに感謝の気持ちを忘れないことだと思います。
長い記事を最後まで読んで頂いてありがとうございました。