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昨今ニュースでマダニが話題になっていますね。噛まれて亡くなった方までいるらしいです。
マダニに噛まれてしまった時の対処法と対策を紹介したいと思います。

マダニは布団などにいる一般的なダニとは全くの別物と考えてください。

Contents

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マダニにと家ダニの違い

主な違いとしては、

●生息地に違いがあります。

一般的なダニは布団やカーペット、ホコリなどに生息します。

一方マダニは山の中の草むらや茂みに生息しています。

●大きさの違い

一般的なダニは約0.2ミリから0.4ミリくらで目にはほとんど見えません。

マダニは約2ミリから3ミリくらい。目で見て確認できます。マダニは血液を吸うとさらに何十倍の大きさにもなるそうです。

●人への影響の違い

一般的なダニの被害は主にフンや死骸などからなるアレルギーがほとんどです。

マダニ1匹に噛まれただけで病気になることもあり、非常に危険です。

噛まれた時の症状と対処法

マダニに噛まれたときの症状としては、噛まれた傷跡は皮膚が赤く腫れあがって発熱や下痢などの症状を伴います。

噛まれて数時間から数日は38度以上の高熱がでたり、下痢などの消化器に異常が起こり、血尿が出ます。

マダニは動物や人間の体の皮膚にくっついて血液を吸いますが、すぐに離れていなくなるわけではなく、通常1週間くらいかけてじっくりと血液を吸います。

ということは1週間くらい体にくっついて離れないということです。

マダニは血液を吸うとき、皮膚に傷をつけてギザギザした歯を突き刺して血液を吸い、その際に接着剤の役割をする唾液を出してしっかりと固定してからじっくりと1週間かけて吸います。

一部の情報では、アルコールをかけるとか、酢をかけるとか、火であぶるなどして自力でマダニを取る方法を紹介したりしています。

が、絶対に自分では取らないでください。

無理やり取ろうとして頭だけが残ったり、歯が体内に残ったりすると感染症にかかる確率を高めてしまいます。

焦らず、病院に行って除去してもらってください。

一見、風邪とも間違えやすい症状ですが、このような症状がでた場合。マダニに噛まれた可能性があるので早急に病院で治療を受けてくださいね。

マダニの感染症にはワクチンが無い

最近話題なのが、「重症熱性血小板減少症(SFTS)」と言ってマダニから感染する病気で、2011年に中国で発見された新しい病気です。

SFTSの症状としては、発熱、下痢、腹痛、嘔吐、筋肉痛、意識障害、失眼、皮下出血など。

日本では2015.5.15現在で110人が発症していて、今後増えると予想されています。

そして、なんと怖いのは、このウィルスに対するワクチンがないということ。

致死率は約30パーセントと高いんです。

致死率が高いのに、ワクチンがないって、非常に危険ですよね。

マダニに噛まれないための対策は?

マダニが生息していそうな場所には立ち入らないことが一番!

5月から9月のちょうど初夏から真夏の時期にかけて活発に活動しますので、夏山は要注意です。

この5月から9月の夏の時期は、ウィルスを保有しているマダニに警戒しなければいけません。

どうしても山や森、草むらなどに出かけるときには肌の露出をできるだけ少なくして対策してください。

・長袖・長ズボン

・長靴着用

・帽子・手袋着用

・ダニ防止スプレーの使用

噛まれやすい人がいる?

肌の柔らかい人を好んで刺します。脇腹、お腹、腕の内側、股など皮膚の柔らかいところで、足や腕の先などの皮膚の硬いところは刺されません。

そのため、どちらかというと大人の男性よりも女性や子供の方が刺されやすいようです。

また、ダニは湿気を好むので、汗かきの人も汗をあまりかかない人よりは刺されやすい傾向があります。

秋はマダニの動きが一番活発になっている季節なので草むらや山へ行く時にはくれぐれも気をつけましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。

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