参拝(さんぱい)、参詣(さんけい)とは、神社やお寺、寺院にお参りして拝むことをいいます。
日常の暮らしの中で「初詣」「七五三」「合格祈願」など神社にお参りする機会は多いですよね。
ですが、参拝の仕方にも正式な作法があるそうです。ご存知でしたか?
なんとなく見様見真似でやり過ごしてきた自分は、ちょっと恥ずかしいです。
気になったので、正しい参拝の仕方を調べてみました。
Contents
鳥居をくぐる前からの参拝のやり方の手順について
本殿で神主さんにご祈祷やお祓いを受けるときではなくて、自分で参拝するときの参拝の仕方(作法)について説明します。
1.鳥居をくぐる前に服装の乱れを整えます。
2.鳥居をくぐる時に神様を敬う気持ちを表すために軽く会釈をしてから境内に入ります。
その時に自分の名前と住所を言うという説もあります。
その理由はこちら→神社にお参りするとき住所や名前を言うのはほんと?タイミングは。。
3.手水舎で身を浄めます
・まず右手に柄杓(ひしゃく)をもって、左手を洗い清めます。
・柄杓を左手に持ち替えて右手を清めます。
・再び柄杓を右手に持ち替えて左の手のひらで水を受けて口をすすぎます。
(柄杓を口につけて口をすすぐことのないように注意してくださいね。)
・左の手の平を清めます。
・柄杓を縦にして、自分が持った柄の部分に水を流し、元の位置に戻します。
(柄杓は伏せておきます。)
4.参拝の仕方について
・神前に進み、姿勢を正します。
・賽銭を賽銭箱に入れます。
・鈴を鳴らします。
・もう一度姿勢を正します。
・二拝二拍手一拝の作法で拝礼を行います。
二拝二拍手一拝とは。
90度の礼で、二回拝みます
胸の前で二回拍手をします
もう一度90度の礼で一回拝みます
※ 拍手(拍手)は、鈴と同じように邪気を祓う意味や、神様を呼び出すためと言われ、「かしわで」とも言われます。以上は神社での拝礼の仕方です。
5.鳥居をくぐる時は向きを変えて、軽く会釈をして境内を出ます。
6.その他の決まり事
・お宮参りや安産祈願、商売繁盛のお参りなどは大安の日を選ぶことが多いのですが、暦でいえば大安の日、友引の日、先勝の日の午前中も良いといわれているので参考にしてみてください。
・仏滅や赤口、先負の日は参拝に向かないとされていますが、神社によって異なり、先負の日も午後なら良いとする説もあります。
参拝の日取りや時間に関しては地方や宗派により解釈が異なりますが、一般的にはお祓い、祈願、参拝の時間は午前中が好まれるようですね。
ただし、普段の参拝については氏神様に家族の健康や長寿を祈願するのが本来の目的ですので、神社の参拝時間内であればいつでも良いようです。
服装は改まった服が良い?
神社は神様が祀られている神域であるので、神前に行くには正装しないといけないのかと思っていましたが、普通に参拝に行く場合には正装まではしなくてもいいようです。
あまりにも派手だったり、露出度が高い服装はマナーに反しますので避けましょう。
・ジーンズはNG
・露出が多い服はNG
・サンダルはNG
正装までしなくても普通でいいというのは、「常識の範囲内」ということの意味です。
スーツである必要はありません。
とはいうものの、最近ではこの「常識の範囲内」の常識がわからなくなってきてますよね。
念のため、無難な例を挙げますと、
・男性の場合…襟付きシャツ+スラックス
・女性の場合…派手すぎないブラウス+スカートなど。引用元http://tabi-suki.jp/feature/ise/howto/sanpai.html
また、間違ってもドクロマークのついた服は着ないようにしてくださいね。ドクロは死を象徴するもので、神様は「死」を連想するものを嫌います。
以上はあくまでも普通に参拝する時のマナーです。
ちなみに、一般的な神社では、ほとんどスーツであれば問題ありません。
まとめ
神社にお参りする時のやり方の手順は、鳥居をくぐる前に軽く会釈をして、手水舎で身を清めてから参拝をします。
柏手の二回お辞儀をして二回手をたたきます。そしてもう一回礼拝をするのが正式な拝み方です。
服装は通常のお参りなら、そんなに気を使わなくても良いようですが、重要なお願い事をするのなら改まった服装で参拝するほうがよりご利益もありそうですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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