「ラベンダーの香り」と書かれた商品はたくさんありますね。
芳香剤・消臭スプレー・洗剤・化粧品などなど…。
これだけポピュラーになったラベンダーの香り。
でもその効果については「何となく知っているけどよくは知らない」という方もいらっしゃるのでは…?
ここでは、「ラベンダーの香り」が持つ効果についてご紹介したいと思います。
Contents
精油とエッセンシャルオイルの違いは?
では、その前にちょっと基礎知識の確認です。
「アロマオイル」という言葉とともに、「精油」や「エッセンシャルオイル」という言葉を耳にされたことありませんか?
まずこの辺を整理してみましょう。
「精油」と「エッセンシャルオイル」は同じものです。
「精油」は日本語、「エッセンシャルオイル」は英語という違いだけです。
精油は、植物から抽出した芳香物質です。花だけではなく、植物によっては、葉、果皮、根などからも抽出します。
「100%植物由来」ということが大きなポイントです。
精油はとても貴重なものです。大量の原料からわずかしかとれません。
例えば、ラベンダーの精油を1㎏抽出するためには、花の付いた穂の部分が約150㎏必要であり、抽出された精油には有効成分が高濃度に含まれています。
「アロマオイル」とは?
「アロマオイル」は「香りを楽しむために作られた芳香物質」の総称です。
つまり、100%植物由来でない製品はすべて「アロマオイル」と表示されることになります。精油を薄めたもの、科学的に合成したものもなど、いろいろなものがあります。
見分け方は?
実際には、この辺の言葉の表現があいまいに使われているようです。
「アロマ」という言葉が、日本語の中ですっかり定着してしまったからかもしれませんね。
お客様にわかりやすいようにと、精油をあえて「アロマオイル」と表現する場合もあるようです。
見分け方は簡単です。
小瓶にはられたラベルを確認してみてください。
「精油」「エッセンシャルオイル」には、そのような名称がきちんと表示されています。
使い方や効果に違いはあるの?
アロマテラピーのサロンなどで使用するのは、精油のみです。
なぜなら、吸入や、マッサージなどによる皮膚からの吸収によっても効果を発揮するのは精油だけだからです。
アロマオイルは基本的に香りを楽しむだけの目的で作られたものです。
ということは、香りとしての効果は、「精油」と同じように「アロマオイル」にもあるということになります。
「香りの効果」のしくみ
香りの分子が鼻の奥に入ると、つまり香りを嗅ぐと、脳に信号が送られます。
その信号が人間の本能や情緒をコントロールしている部分にも伝わり、様々な指令を出すのです。
その結果、私たちの気持ちにも様々な変化が現れます。気持ちの変化が、身体に影響を及ぼすこともあります。
ラベンダーの香りの効果
前置きが長くなってしまいましたね。
ではいよいよ「ラベンダーの香り」にはどんな効果があるかについてご紹介します。
「ラベンダーの香り」には鎮静作用があります。
「鎮静作用」とは、活発になりすぎた神経系の活動を落ち着かせるはたらきです。
ストレスを感じると、嫌な感情がどんどん心に広がっていったりしますよね。
そのような時は、交感神経が活発になっているのです。
それは心だけではなく、身体のこわばりや血圧の上昇、動悸などの症状を引き起こすこともあります。
「ラベンダーの香り」にはそれを落ち着かせてくれる効果があるのです。
特に「動揺」や「怒り」などに効果が高いとも言われています。
タイトルにある「動悸を鎮める効果抜群!」の理由は、ここにあるのです。
心臓疾患などによる動悸に対しての治療効果はなくとも、「動揺」「怒り」など精神的なストレスによる「嫌なドキドキ感→動悸」を鎮めるのには、高い効果が期待できます。
体の中で動悸を引き起こす直接的な原因となっている交感神経の働きを抑えてくれるからです。
まとめ
知らず知らずのうちにたくさんのストレスを抱えてしまいがちな現代社会。
ストレスを上手く解消する方法を、一つでも多くと持ついうことは、心身の健康を守るために大切なことです。
サロンに行ってアロマテラピーの施術を受けることはできなくても、手軽に手に入るラベンダーのアロマオイルを上手に活用することで、気持ちの安定を得られるかもしれません
「動悸(嫌なドキドキ感)」の原因がストレスかも…とお感じの方はお試しになってみませんか。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。