こんにちは、元ケアマネのオカンが、ドラえもんの声の大山のぶ代さんが、脳梗塞の後認知症になったというニュースを読んで、大山のぶ代さんの認知症について調べて書いてみました。
大山のぶ代(81歳)
テレビ朝日の『ドラえもん』でドラえもんの声を26年間も担当されていて有名ですよね。
ご主人は『おかあさんといっしょ』の砂川啓介で初代の「体操のお兄さん」をして現在音楽活動を主に行っています。
本名
山下 羨代 (やました のぶよ)
ご主人の砂川啓介さんと1984年に結婚されています。
お子さんは2人生まれたのですが、生まれてすぐに亡くされています。
現在は二人暮らしだそうです。
大山さんは8年前に脳梗塞を起こされてしばらく身体が麻痺していた頃があったようです。
その後身体機能は少しずつ改善して来たのでしょうね。
徹子の部屋に出た時に病気の時の話をされています。
徹子さんがお見舞いに来られても面会を拒否されるくらい、みんなに迷惑を掛けたくないと気を使われる方のようです。
Contents
アルツハイマー型?
認知症にはいろんな種類があって、その病気の種類によっても、症状が違います。
少し調べてみました。
★アルツハイマー型認知症
この病気はオーストリアの神経学者アロイス・アルツハイマーさんが、1907年に発表した事から名付けられました。
基本アルツハイマー病は年齢が行くにつれて発症率が高くなって行きます。
最近では若年性認知症といって若い人も増えてきているようです。
症状ですが、はじめは単純な物忘れの場合が多く、物の置き場所や、買い物に行って何を買いに来たかわからなくなるようなほんとに単純な物忘れから、だんだんとひどくなって行きます。
そういえば私もあるなと思う人もいるかも知れませんが、通常の物忘れとの違いは、病的な物忘れは忘れていることを忘れるという特徴があります。
例えば(本人)「私のバックが見当たらないけどどこに置いたかしら?」
家族「さっき買い物行った時に、自分の部屋に持って行ってたよ」
本人「そうだった!」
これは単純にど忘れ
では、病気の場合「私買い物なんか行ってないよ。変なこと言わないで」とくると要注意です。
約束も忘れる「約束していない!」と主張する。
食事したばかりなのに「食べていない!」と言う。
出来事全体をすっかり忘れて生活していき、進行と共にその他の知的能力や総合的な判断も障害が起きてきます。
さらに進むと日常の身の回りの事ができなくなってきます。
それが何年かかかって徐々に進行し、その進行の速度は人によって様々です。
環境や心理的な状態によって違ってくると言われています。
若い人は比較的進行が早いと言われています。
他にも認知症の種類に血管性認知症と言うのがあります。
★血管性認知症
脳の血管の障害によって、大小の梗塞が多発すると認知症が起こりやすい。
特徴は手足の麻痺や言語障害などを伴った脳出血や脳梗塞の発作が起きた後、やや急激に認知症の症状が現れます。
アルツハイマー型との違いは、症状が急なことと、症状に波があり、良い時と悪い時がはっきりとしている事、一時期少し軽くなることなどがあるのが特徴です。
初期には意欲の低下が見られます。
疲れたとか、何もしたくない、ほっておくと寝たきりで過ごします。
この場合は健常な脳が残されているので、術後は積極的なリハビリで一時期良くなります。
この病気は、出来る事と出来ない事がはっきりしているので「まだら認知症」ともいいます。
大山のぶ代さんの場合は、8年前に脳梗塞を起こしていますよね。
ですから、脳血管性の認知症かと思ったら、2年前にアルツハイマー型認知症と診断されたそうです。
脳梗塞の後遺症からアルツハイマーに移行してたみたいです。
夫砂川啓介さんは、医者に言われても妻が認知症だと言うことを受け入れられなかったようです。
そしてその事は公表しないでおこうと決めたみたいです。
なぜアルツハイマーになったかと言うと、大山のぶ代さんは、糖尿病も持ってるそうなので、そのことがアルツハイマーになる確率が2倍になるそうです。
認知症は早期に発見して早めの対策。
気づいた時に早めの正しい進行を遅らせるための対応が必要でしたね。
今は2~3ヶ月に一度の通院として、薬を飲んでいるようですが、きっと脳梗塞の再発防止のお薬だと思います。
脳梗塞は再発しやすい病気なので、注意が必要です。
本人が気が付かないうちに軽い梗塞を併発していたのではないでしょうか。
脳梗塞は発生した場所によって、障害が起きるところが違います。
そして脳梗塞は習慣になって、一度起こすと又起きる場合があります。
起きやすいんです。
再発することがあるので、一番は健康を保つ事は重要です。
西城秀樹さんも、何度か脳梗塞を起こしていますよね。
彼の場合はまだ子供も小さかったので、頑張ってリハビリして復帰しています。
他にも
レビー小体型認知症
前頭側頭型認知症
ヤコブ病
慢性硬膜下血腫
仮性認知症
介護で治る?
完全に治るとは言いがたいです。
完璧な職場復帰は難しいと思いますが、今回も大山さんは少しですが声で出演する事があるそうですね。
認知症全体に言えることですが、症状や病気によって本人に何ができて何ができないかを、明らかにして適切な介護をしていけば、進行を抑えることは知られています。
けして無理はしないことですね。
夫の砂川さんが、一緒にお茶碗を洗うときに「洗剤をつけて」と言ったらできたとか、階段をスムーズにあがれるようになったとかお話されていましたね。
お料理も本を出すくらい大好きだったのですから、側で一緒に作ったら案外できるかも知れませんよ。
新しいことはできなくても、昔やってたことは思い出してできるようになったケースは何例も見てきました。
認知症の高齢者の介護で一番良いのは優しい声かけです。
側に寄り添って昔できて、今できなくなった事は、優しく教えてあげることで、できるようになる事がたくさんあります。
だから声優としての復帰も不可能では無いと思いますよ。
一番悪いのが何もさせないことです。
少しでも出来ないと思ったら、できないんだだからやってあげようとするのが一番ダメな介護です。
だんだんと認知症が進んでしまいますので要注意ですよ。
認知症だと思ったらまずは専門家に相談するのがベストですね。
今は国を上げて地域で認知症高齢者を支えるプロジェクトもたくさん出来てきているので利用するとよいでしょう。
砂川さんが隠していたことは良くなかったと思います。
認知症は病気です。
これからが介護が大変になってくると思いますので、多くの方の力をかりた方が良くなって行く近道だと思います。
まとめ
大山のぶ代さんの認知症の病気の種類は、脳梗塞による脳血管性から、アルツハイマーになっていました。
夫の砂川さんが少し良い方向になってきていると、言われているように、認知症だと公表してからは、どんどん良くなってきているようです。
良い機会でしたので私も再度、忘れかけていた認知症の種類と症状など勉強しました。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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