認知症介護の現場で20年近く働いた経験から、ドラえもんでお馴染みの大山のぶ代さんが認知症になったということで、いつから症状が出たのか又音楽療法を行っているようなのでその効果も調べて見ました。
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認知症は発症はいつから?
大山のぶ代さんが脳梗塞で倒れたのは9年前のことでした。
2008年の4月24日の朝起きてきて「声が出ないの」と言ったのが始まりでした。
当時学校長を務めていた、専門学校へ出かけて行ったのですが、その後本人から電話があり慶応病院にいるとの事、駆けつけると担当医から今後血栓が飛んで、長嶋茂雄監督のように身体をうまく動かせない可能性があると言われたようです。
緊急入院をしてから、一ヶ月間リハビリを始めたのですが、1+1はの質問にも答えられず。アルファベットのカードを集める作業でもAだけを集めてと言っても出来なかったりして、本人はかなりイライラしたようです。
それから4ヶ月間の入院を経て退院して来た時には別人のようになっていたそうです。
当時の事を砂川さんは、一番驚いたのが大山さんはヘビースモーカーだったのにも関わらず、灰皿やタバコが置いてあっても灰皿を見て「これな~に」と聞いてきて、たばこを吸ってたことさえも忘れていたようです。
一日に2箱も吸っていたらしいですよ。
料理も時で何冊もレシピ本を出してるくらいでしたが、退院してすぐにお祝いに友人を読んで料理を振る舞おうとしたところキッチンから焦げ臭い臭がして、鍋を焦がしてしまいました。
でも本人は平気な顔をして野菜を切っていたそうです。
もう明らかに認知症の症状が現れていますね。この頃から始まっていたと思われます
お風呂が嫌い
アルツハイマーの初期は大山のぶ代さんの病気はアルツハイマーで書いたように、普通の物忘れとは違うので早めに気がつけばよかったですね。
前に言っていたことが、すっかり忘れているような時には認知症を疑うべきでした。
今はお風呂が嫌いになったり、冷蔵庫を開けたら閉めなかったり、トイレも流さなくなって、後始末もしないで下着を履いたりするそうです。
テレビでドラえもんを見ても、何の反応もないようですが、書いた紙を渡して読んでみてと言うとドラえもんの声で読むそうです。
ケアマネージャーさんが、台本を見せると打って変わってしっかりすると言っているそうなので、昔行っていた事は覚えていて自然にそうさせるのです。
これは私の経験ですが、昔フランスで暮らしていた方が認知症になって、ほとんど話をしない重度の方でしたが、フランス語で「ボンジュール」と声をかけると、笑顔で「ボンジュール」と返事が帰ってきた事があります。
それをきっかけにいろんな会話ができるようになりました。
今は大山さんは、あまり外出されないと言われていますが、外出の機会が増えたらもっと良くなって来ると思います。
認知症の薬は?
今はきっと認知症を改善する薬が良い物が出て来ているので、飲んでいると思いますが、主としてアリセプトがよく処方されます。
脳に血栓ができたり、血の巡りが悪くなると「アミロイドβ」が脳にたくさん蓄積されるので、それを抑える薬が効果的だと言われています。
又脳梗塞の再発を防ぐ薬は血液をサラサラにする薬ですが、ほうれん草や納豆などの野菜を摂取すると、薬のは効果が無くなるそうなので、食べてはいけないと言われていて、夫の砂川さんも気を使っているようです。
音楽療法は笑顔になれる
つい先日の夫の砂川さんのコメントに今音楽療法を行っているそうですね。
認知症の方は楽しいことが多いほど良くなって行く事があるので、好きな歌を一緒に歌ったり音楽を聴いたりすることで笑顔が増えるのはとても良いことだと思います。
私の努めていた施設でも歌の時間はとても皆さん笑顔でいきいきとされていました。
音楽に合わせて身体を動かすのも良いですよね。
正式な音楽療法は音楽療法士という資格がある人が行いますが、普通の家庭でも認知症の家族がいる場合は、散歩や家事をする時になどに一緒に好きな歌を歌ったりすると効果的です。
きっと大山さんもご主人の歌や童謡などを聴いたり歌ったりしているのでしょう。
認知症だと言うことを公表したことで多くの人のアドバイスを受ける事ができるでしょうからホントに良かったと思います。
大山さんのあの元気な声が聞けるようになったら良いですね。
まとめ
大山のぶ代さんの認知症は脳梗塞で倒れた時から始まっていたようです。
薬や音楽は初期で無くても効果的です。
認知症が進まないようにするのにはとても良いと思います。
特に初期の段階で早めの治療が必要です。
薬は飲み合わせが悪いと効果が半減するので気をつけた方が良いです。
早く元気になって又ドラえもんの声が聞けるようになると良いですね。
これを機会に皆さんが認知症について理解してもらえて、認知症の方々がもっと住みやすい社会になって欲しいと思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
大山のぶ代さんの認知症の病気の種類はアルツハイマー?症状は介護で治る?でも書いています。
追記
2017年7月18日 大山のぶよさんのご主人の砂川啓介さんが亡くなりました。
ご主人の砂川さんは2008年に脳梗塞を発症し、2013年には胃がんを患って2016年に尿管がんになってしまい、仕方なく大山さんを老人ホームに入所させましたが、妻より先に逝ってしまわれました。
きっと認知症になっているので妻の大山さんは解らないだろうと思います。
心よりお悔やみいたします。