繭玉や花餅の作り方に特にルールはない!好きに作ってOK

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お正月に飾るお餅の意味は

日本では、古来からお餅をお正月やお祝い事などのおめでたい席、季節の行事の時に作って、食すことが習慣となっています。

もち米の一粒一粒がまとまり、ひとつのお餅になる様が、多くの人やモノの結びつきを表していると言われています。

子供の頃、花餅を見るとついかわいくて触れたくなりましたよね。

ところで、この花餅って全国にあるのでしょうか? 気になったので調べてみました。

お正月飾りにある花餅や繭玉について

花餅とは、一年の五穀豊穣を祈願してお正月、特に小正月(14日の日没から15日の日没まで)に、ヌルギ・エノキ・ヤナギ・ミズキなどの木に小さく切ったお餅やお団子を刺して飾るものです。

調べてみると、地域によって呼び名が違ったり、少し形が違っていたりしますが、全国に少しずつ形を変えてあるみたいですね。

例えば、長野県では枝垂れ柳を使用して稲穂の垂れる形に作り、豊作を表現し、「稲の花」と呼んでいるようです。

「粟穂稗穂(あわぼひえぼ)」も同じです。

また、岐阜県(主に高山市や飛騨市)では「花餅(はなもち)」と呼ばれ、お正月の装飾用品として定着してます.

鹿児島県の奄美大島では「生り餅(なりむち)」と呼んで小正月にニレ科のブブ木(クワノハエノキ)に白、赤、緑、黄などカラフルなお餅の「実」(なり)を刺して床の間や神棚、お墓、高倉などに置き、五穀豊穣や家内安全を祈ります。

ちなみにブブ木というのは、この枝は切ってもすぐに伸びるために、繁栄の象徴として使用されるのだとか。飾り終わると1/18に煮て、蒸したサツマイモと練り合わせて「ひっきゃげ」というものにして食べます。

さらに香川県の宇田津町ではひな祭りに菱餅とともに飾花を作って家に飾ったりとかするみたいです。

東日本一帯には「繭玉」(まゆだま)があります。

お米の粉をカイコの繭の形にして木に刺したもので、養蚕に関連の深い道具などを一緒に飾り、カイコの安全を祈願したものですが、これも一種の花餅です。小正月が終わる頃にもぎとって焼いて食べるそうです。

いろんな地方で、いろんな伝わり方してますよね。おもしろいです。花餅の簡単な作り方!

花餅の簡単な作り方

「花餅」意外に簡単に作れちゃうんですよ!

まず、雑木林から木の株や枝を調達してきます。

株は土台として使用するだけなので、無理にそろえる必要はなく、小さなプランターでも、ダンボール箱に枝を突き刺すのでも十分に代用できます。

そして、次に株をキレイに掃除した後にそれを土台に枝をくっ付けます。そして、枝にお餅を付けます。

紅白二色のお餅を小さく切って、順番にくっ付けていくだけ。飾り付けは自由です。

ざっくり説明するとこんな感じになります。

特に決まった作り方はないようなので、お餅と枝さえあれば自分の好きに作ることが可能ですので、カワイイですから、ぜひ自作してみてください。

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